枕元の抜け毛をチェックするのもだんだん嫌に

Sonntag, 24. Mai 2020

20代の若い頃は枕元に落ちた抜け毛の数など数えた事もありません。それでも十分冷静でいられる位毛量がたくさんあったのですから、当然です。

ですが30代も後半に入り、薄毛化が始まり出した事を鏡で知った途端、一体どの位抜け毛が落ちているだろうかと、朝起きて枕元を見るのがだんだん怖くなっていったものです。

一見枕元に落ちている抜け毛が少ない様に見えても、目を凝らして見れば、それ以上に産毛化した頭髪が大量に落ちている事が多く、その事実に気付いた後は毎朝チェックするのがだんだん嫌になってしまいました。

どんなに丁寧に洗髪しても、あるいはどんなに育毛剤を馴染ませても一向にその傾向は回復せず、毎朝起きると多数の弱弱しい抜け毛と共に、育毛剤特有の香料の香りが枕元に空しく残るだけでした。

最終的に抜け毛が気にならなくなったのは、全てを諦め完全に開き直り、スッパリ坊主頭にしてからの事。もはや抜ける毛など存在せず、その清々しさと安心感からようやく熟睡出来る様になったのです。

ただ頭皮の汗や汚れがダイレクトに枕にうつる様になってしまい、枕カバーの洗濯頻度が増してしまいました。その分新鮮な枕の香りを頻繁に堪能出来る様になったのは嬉しいのですが…